山行目的・理由

冬の入笠山や北横岳に自力で登って下りて来られるようになった5歳児が、より標高が高く距離もある立山でどの程度自力で登れるか、雪山シーズンの締めくくりとして力試しを兼ねて登ることにしました。立山黒部アルペンルートが開通するのが4月下旬のため、GWの山行となりました。
地図と登山ルート
GPSと軌跡
1日目
※登りのGPSが正確に測定できていなかったため、一の越からの記録になります。
2日目
3Dマップ
1日目
2日目
記録
時間
| 内容 | 1日目 | 2日目 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 山行 | 約4h30m | 2h31m | 約8h |
| 休憩 | 約30m | 1h43m | 約2h |
| 合計 | 約5h | 4h14m | 約10h |
距離
| 内容 | 1日目 | 2日目 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 距離 | 約5km | 4.1km | 約9km |
| 標高差(up) | 約300m | 190m | 約500m |
| 標高差(down) | 約300m | 189m | 約500m |
タイムラインと写真
1日目
- 7:00扇沢
7時発の電気バスに乗り黒部ダム、大観峰を経て室堂へ向かいました。GWのため立山黒部アルペンルートの混雑が心配でしたが、朝早かったため待ち時間もほとんどなく、それぞれ次発のケーブルカー、ロープウェイ、バスと順調に乗り継ぐことができました。

立山黒部アルペンルートの途中、黒部ダム。 - 8:30-9:00頃室堂駅
室堂には8時半頃着。ロッカーを確保し、ヤッケを着てアイゼンを装着し出発しました。

雪を食べるのが大好きな5歳児。背景は大日連峰。 
大雪原を歩きます。左側は室堂山荘。 - 9:30頃室堂山荘分岐
5歳児は久しぶりの雪に大興奮。雪を食べながら(!)歩くため、時間がかかります。親は我慢、我慢。

稜線は風が強そうなため、父とロープで繋ぎました。 
立山連峰はだいぶ雲が切れてきました。期待が膨らみます。 
左の立山連峰は晴れたり雲に覆われたり。トラバース気味に進みます。 - 10:00頃祓堂社
このあたりまで登るとだいぶ風が強くなってきました。
- 10:30頃一の越山荘
朝が早かったこともあり、また一の越から先は風が強く休憩できなさそうなため、少し早いですが一の越山荘の横の風をよけられる場所でランチ休憩を取ることにしました。

一の越山荘から東側の眺め。後立山連峰。 
雪も大好きだがつららも大好きな5歳児。 - 11:12一の越撤退決定、下山
やがて風が強くなり、あまりの爆風で立っていられないほど。氷がバチバチ顔にあたりとても痛い。ロープで繋いだとしてもとても5歳児を連れて行けるような状況ではなかったため、撤退を決めました。ほとんどの登山者が撤退していました。
- 11:21祓堂社
稜線から離れると、風は嘘のように穏やかになりました。

稜線を離れると風が穏やかになる。背景は室堂平と大日連峰。 - 12:39-12:44室堂山荘
室堂平まで下りると再び元気になった5歳児。雪だるま作ろう!と大はしゃぎです。時間を持て余したため、室堂平を回ることにしました。

室堂山荘近くで雪遊びに夢中になる5歳児。 - 13:11-13:12みくりが池温泉
室堂山荘からみくりが池温泉に向かう途中で、ライチョウにお目にかかることができました。

特別天然記念物のライチョウ。メスの子供と思われる。 - 13:15-13:17エンマ台
お風呂は14:00-17:00。夕食は桜鍋でした。

エンマ台から大日岳・奥大日岳。 - 13:29-13:32みくりが池温泉
子供がアイスクリームを食べたい!と言い出したので、売店で少し早めのご褒美のアイスクリーム。
- 13:47みくりが池展望台
みくりが池はまだ凍結しています。龍の目が見られるのはもう少し先です。

みくりが池と立山連峰(左)、浄土山(右) 
オスのライチョウと浄土山。 - 14:06室堂
無事下山しました!お疲れさまでした。
- 16:00頃弥陀ヶ原ホテル(泊)
室堂から登山バスで弥陀ヶ原まで移動しました。弥陀ヶ原で2泊です。
2日目
- 8:32弥陀ヶ原ホテル
天気が下り坂のため、1日目のリベンジはなし。時間がたっぷりあるため、称名滝を見ることを目的に、美女平まで歩いて下り、帰りはバスで戻ろうという計画を立てました。

弥陀ヶ原で雪遊びをする5歳児。 - 10:06弥陀ヶ原ホテル
ところが、5歳児の雪遊びに時間が取られ、さらに弥陀ヶ原内で道を間違えてしまい、沢の反対側に行ってしまいました。美女平まで歩く時間がないため、しかたなくバスで美女平まで行くことにしました。称名滝はバスから見ることができました。霧がない時はバスの運転手さんがここで徐行して下さるようです。

バスの中から見る称名滝(左)。右側はなかなか見ることができないらしいハンノキ滝。 - 11:50美女平
美女平では原生林のハイキングをしました。6月頃になってから本格的に整備されるようですが、雪はほとんど残っておらず、今回はGWでも充分歩くことができました。原生林のハイキングコースはいくつかありますが、天気が下り坂だったため、1時間程度で周遊できる内回りコースを選びました。

原生林に咲く花。 
子育て杉 - 12:53美女平
雪景色とはまったく異なる大杉の景色を堪能し、バスで弥陀ヶ原ホテルに戻りました。翌5月4日に扇沢から戻りました。
感想

日帰りの山行は天気予報とにらめっこしながら計画を立てるものの、GW期間の山行は宿の確保が先で、天気は祈るのみとなります。今回は弥陀ヶ原ホテルに2泊の予定でしたが、天気がもちそうなのは1日目の5月2日のみでした。そのため、1日目は午後にゆっくりホテル入りする予定が、急遽早朝立山入りして登る予定に変更。結局一の越敗退となり、山頂を踏むことはできませんでしたが、その代わりに室堂平でライチョウと会うことができ、また大日岳や立山連峰の景色は存分に楽しむことができたので、それなりには楽しめました。
5歳児は少なくとも一の越までは積雪期も自力で登って下りられることが分かりました。
弥陀ヶ原ホテルにはアップライトピアノがあり、HPをみると弾いても良かったらしいのですが、勇気がなくて弾かずじまい…。次回訪れる機会があれば、雄大な弥陀ヶ原の景色を背景に弾いてみたいです。
山の情報
基本情報
| 地点 | 雄山 | 一の越 | 室堂 | 弥陀ヶ原 |
|---|---|---|---|---|
| 標高 | 3003m | 2691m | 2421m | 1932m |
| 住所 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 |
| 備考 | 今回は登ることが叶わず | 立山黒部アルペンルート上 | 立山黒部アルペンルート上 |
登りやすさ
点数対応表
| 点数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 水平距離(km) | 10~ | 9~10 | 8~9 | 7~8 | 6~7 | 5~6 | 4~5 | 3~4 | 2~3 | ~2 |
| 標高差(m) | 1000~ | 9~1000 | 8~900 | 7~800 | 6~700 | 5~600 | 4~500 | 3~400 | 2~300 | ~200 |
| 標高(m) | 3500~ | 3000~3500 | 2750~3000 | 2500~2750 | 2250~2500 | 2000~2250 | 1750~2000 | 1500~1750 | 1250~1500 | ~1250 |
| 危険度 | 危険 | ← | 中程度 | → | 安全 | |||||
| 対象年齢(歳) | 11~ | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | ~2 |
| 設備他 | ほぼ無 | ← | 並 | → | 充実 | |||||
項目の解説
| 水平距離(km) | 水平移動距離。移動距離が少ないほど点数が高くなる。 |
|---|---|
| 標高差(m) | 登山口から目的地(最高地点)までの累積標高差。標高差が小さいほど点数が高くなる。 |
| 標高(m) | 最高地点の標高。標高が高いと酸素濃度が薄くなり高山病になりやすい。標高が低いほど点数が高くなる。 |
| 危険度 | 登山道の広さ、斜度、鎖場・梯子・岩場・ガケ・(積雪期の場合)凍結の有無など登山道の状況を総合的に勘案した危険度。安全であるほど点数が高くなる。 |
| 対象年齢(歳) | 自力で登って下りて来られるであろうおおよその年齢。年齢が低いほど点数が高くなる。 |
| 設備他 | トイレや売店、食堂などの設備の充実度、登山道の景色や動植物の豊かさなど、難易度には直接影響しないが親が助かる、または子供が喜ぶ内容の充実度。 |
| ※2日間以上の行程の場合は、1日の日程の中でそれぞれもっとも数値が大きな移動距離、標高差、標高の点数。 | |
コメント

今回は途中で撤退したため、2022年GW山行時の記録を基に、室堂~立山(雄山)の登りやすさを算出しています。
無積雪期であれば危険度はぐっと下がりますが、積雪期は一の越山荘から先がやや急となり、またGW頃は凍結の可能性もあるため、アイゼンを効かせて上り下りするテクニックが必要となります。今回は途中撤退となり子供がどこまでできるかまだ見当が付いていませんが、少なくとも大人は充分に子供のサポートができる程度に雪山を経験していること、子供はアイゼンを履ける足の大きさになり他の入門的な雪山で経験を積んでから、というのが最低限の条件となるでしょう。室堂から一の越まではトラバース気味の道がありますが、大人がしっかり見ていれば危険というほどのことはありません。
山小屋や宿泊施設が多数あり、みくりが池には売店やトイレ、室堂にはロッカー・売店・レストラン・トイレなどがそろっていますが、積雪期は室堂山荘から先は何もありません。
参考リンク
このホームページ内の関連ページ
この山域の山行一覧(新着順・妊娠前含む)
登山アプリ



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