台風が山梨県からそれる見込みになり、今日くらいまでは天気が持ちそうなため、一昨日の日向山に引き続き、近所になった甘利山に出かけました。
甘利山グリーンビレッジ駐車場はすでに標高1640m。車でかなり標高を稼ぐことができます。山道をそれなりに長く運転する必要がありますが、道路は大変整備されており、(私が運転したわけではありませんが)運転しやすそうでした。駐車場も大変広く、お盆の時期にも関わらず空いており、一昨日の日向山とは対照的に難なく停めることができました(6月のレンゲツヅジの季節は満車となることもあるようです)。
いよいよ出発です。
登山口のすぐ近くにはカフェがあります。乳幼児連れの場合、なかなかこのような山のカフェには気軽に立ち寄ることができませんが(精神的なものかも知れませんが)、下山後に喉を潤すのに良さそうです。ギボウシやノアザミが咲いていました。
ヤマオダマキも辛うじて残っていました。
甘利山までの登山道は緩やかで一部階段もありますが段差は低めで2歳児を歩かせるにもうってつけ。子連れには大変ありがたい山です。
甘利山山頂周辺は下の写真のようにほぼ平坦で木道が敷かれています。八ヶ岳方面はあいにく雲に覆われていました。
甘利山山頂です。山頂の看板がある方向は奥甘利山方面であまり展望がきかないのですが、この反対側は展望が開けており、山頂のお花畑越しに甲府市街や富士山等を見ることができます。
今日は辛うじて雲の間から富士山が見える程度でした。
甘利山まであっという間に到着してしまったため、もう少し足を延ばそうという話になり、奥甘利山か南甘利山かを検討した結果、奥甘利山まで行ってみることにしました。
甘利山まではとても緩やかな登山道で、人もそれなりに多いですが、奥甘利山まではそれと比較すると登山者がぐーんと少なくなり、部分的に斜度がある道もあります。明瞭な登山道で危険ではありませんが、2歳児が歩くのは厳しそうなため、ベビーキャリアに乗せて向かいます。
ほどなくして登山道にマルバダケブキが見られるようになりました。
奥甘利山が近くなってくるとマルバダケブキの群生が見られるようになります。このような情報はなかったので、予想外に花畑を見ることができてとても嬉しかったです!
このマルバダケブキの群生は奥甘利山まで続きました。
奥甘利山のすぐ近くまでくると、千頭星山まで行く道と奥甘利山山頂に行く道との分岐があります。この分岐からは1~2分程度で奥甘利山山頂に到着します。
奥甘利山山頂に到着です。山頂からは富士山のある南東側が開けており、マルバダケブキの群生越しに富士山を(辛うじて山頂部だけ)見ることができました。
少し移動して、山頂の標識のない場所で、マルバダケブキと富士山を撮影してみました。
奥甘利山は貸切状態だったため、マルバダケブキと富士山を見ながらランチ休憩を取りました。食後に保育園の影響か相撲を取りたがったりして遊びたがっている2歳児ですが、天気が下り坂のため30分ほどで下山を始めました。
下山時もマルバダケブキの群生をたくさん撮影しました。
撮影時には気づかなかったのですが、下の写真は右上に彩雲が写っていました!
トンボやチョウも数多くいましたが、ちょうど帰りに甘利山でアゲハチョウを撮影することができました。
甘利山からの下山はあっという間。登山口ではマルバダケブキやヨツバヒヨドリ、シシウドの群生を見て回り帰途に就きました。
日向山は実は花は全く期待していなかったのですが(前情報があまりなく…)、思いがけず山野草をたくさん見ることができ、また奥甘利山まで足を延ばしたことでマルバダケブキの群生と富士山を一緒に見ることができ、短時間でしたが充実感のある山行となりました。八ヶ岳や奥秩父の山々を見ることはできませんでしたが、富士山を辛うじて見ることができたのも良かったです。
このように花甘利山までは緩やかで短い道ですが、山野草を楽しむことができ、また登山口にはトイレやカフェなども充実しており、子連れ登山には快適な山だと感じました。また季節を変えて、特にレンゲツツジの6月にまた訪れたいと思います。
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