富士山の南東側、御殿場口五合目の上部に位置する双子山は今回で8回目。
別荘からすぐ近くにあるため何度も通いましたが、今年の夏~秋ごろ山梨県北杜市へ引越しの予定。おそらく雪の双子山は今回で最後になりそうです。
夏季は富士山御殿場口五合目からが近くて便利なのですが、御殿場口への道路が冬季閉鎖中のため、御胎内入口から歩くことになります(太郎坊から歩く方もいるようです)。
御胎内入口には数台の駐車スペースがあります。狭いですが、積雪期は駐車できないということにはならなさそうです。ただし道路から目立ちにくいため、気づかず通り過ぎてしまうことがあります。
晴れの予報を信じて計画を立てたのですが、なんと朝起きるとどんよりとした曇り空。一応御胎内入口まで車を走らせたものの、晴れる気配はなし。あまりテンションがあがらないまま、とりあえず準備をして歩き始めました。
この時期の双子山は登山道が凍結している場合があるので、チェーンスパイクなどの滑り止めが必要です。2歳の子供は最初は歩きたくてしょうがなさそうにしていたのですが、所々雪が残っている場所がツルツル滑るのがお気に召さないようで、すぐにベビーキャリアに乗りたがりました。そしてベビーキャリアに乗ると案の定夢の中…。
幕岩下降点を過ぎてしばらくすると、雲が切れて富士山と宝永山がしっかり見えました!今日は麓よりも山の上の方が天気が良いみたいです。この位置からは富士山と宝永山がほぼ重なり合っているため、写真では区別付きにくいかもしれませんが、左側の地面が少しむき出しになっている部分が宝永山です。
ちなみに夏はこの一帯はオンタデの群落です。
この眺めの良い道をしばらく登ると分岐(四辻)に出ます。右側の双子山方面に向かいます。左側にいくと御殿庭や富士宮口五合目などに行くことができます。
富士山方面は青空なのに、少し角度を変えて双子山方面を見ると曇り空。下の写真のピークは下双子山です。
ほどなくして上双子山と下双子山との鞍部に出ます。今日は下双子山より富士山側にあり標高の高い上双子山(上塚)の方が雲から離れているため、上双子山に登ることにしました。鞍部から上双子山は結構急な斜面です。とはいえ、無積雪期に悩まされる砂利はほぼ雪で覆われているため、夏季よりは楽に登れた気がしました。頂上が近くなると富士山が見えるようになります。
そして富士山の左側に宝永山も見えるようになります。ここまで来れば山頂はもうすぐです。
上双子山山頂は普段は強風で、写真だけを撮ってすぐに退散することは多いのですが、今日は天気が良く風も穏やかだったため、上双子山山頂でランチ休憩を取ることにしました。富士山と宝永山を間近に見ながらのランチです。
ランチが終わると、突然夫がほら貝を取り出し吹き始めました。田中陽希さんがグレートトラバース3(日本三百名山ひと筆書き)でほら貝を吹いているのに触発されたらしく、わざわざメルカリでほら貝を買って、ベビーキャリアに入れて担いできたようです。
富士山と反対側の御殿場市街方面は雲、雲、雲!一瞬下の写真のような雲海になっていました。手前のピークは下双子山です。もう少しで雲の波に襲われそうです。
下山前にもう1回、富士山と宝永山を撮影しました。
名残惜しいですが、雲が上がってきそうなため、上双子山山頂から下山します。下双子山も今にも雲に覆われそうです。急斜面なのでピッケルがあった方が良かったかな…とちょっと思いました。2歳児を担ぐ夫は装備してきたようです。
上双子山と下双子山の鞍部は広々としていて2歳児を下ろしても危険ではありません。雪が残っていたので、少しの時間だけ雪の御団子を作って投げて遊びました。この頃は鞍部はすっかり雲に覆われていました。
雪の中を少し歩かせてみましたが、完全に踏み固められていない凸凹した雪道は歩きづらいのか、すぐにベビーキャリアに乗りたがりました。仕方なくキャリアに乗せ下山しました。
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⇒双子山(二ツ塚)上塚 御胎内入口からピストン
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