2022年のゴールデンウィークは4月30日~5月6日の6泊7日で九州を旅行しながら由布岳・九重山・祖母山・韓国岳・高千穂峰に登りました。今回は2座目、日本100名山の九重連峰です。
当初は久住山に登り、時間を見ながら周囲の山々を歩くつもりでしたが、天気がよかったので稲星山~中岳~天狗ヶ城~星生山とまわりました。
後で詳述しますが、中岳と星生山はベビーキャリア、妊婦には不向きです。久住山のみのピストンや御池周辺の比較的アップダウンのないコースを選択されることをお勧めします。特に星生山~扇ヶ鼻分岐間の道は通過が非常に難しい箇所がありますので止めておきましょう。ベビーキャリア登山の注意点についてはこちらの記事を、乳児用登山ウェアについてはこちらの記事を、 ベビーキャリア登山で必要な持ち物・準備物についてはこちらの記事を、それぞれご参照下さい。
もっとも一般向けとされている牧ノ戸峠から出発です(GW中で混んでいたため、駐車が大変でした)。
最初がいきなり急登のため、面食らいますがすぐに第一展望所につきます。
右側の山は三俣山でしょうか。遠くに昨日登った由布岳も見えています。
しばらくすると急登は落ち着き、西千里ヶ浜ではほとんど平坦な道になります。向こう側に見えているのが今回の目的地久住山。左側は帰りに痛い目にあう星生山です。
久住分れを過ぎると進行方向右側(北側)の視界が開けてきます。北千里ヶ浜方面と三俣山。左側の硫黄山は切れていますが、左半分は「ザ・硫黄」といった景色です。
北側の景色を楽しむのは少しの時間だけ。すぐに久住山への登りに突入します。
そうしてGWで賑わっている久住山山頂に到着しました!
こちらは山頂から南西側の風景。はるか向こう側は阿蘇山方面でしょうか。
こちらは北東側。九重連山最高峰の中岳やそのお隣の天狗ヶ城、その右側には大船山、左側には三俣山と、九重連山全体が見渡せる絶景です!
登頂は12時半でしたが、天気が良いこと、下山後すぐに宿に戻れることから稲星山を目指すことにしました。
稲星山への分岐を過ぎると、GWで賑わっていた登山者がほとんど見られなくなり静かな山歩きになりました。
右側が稲星山。左側が最高峰の中岳。その間が東千里ヶ浜でその向こう側が大船山です。
メインの久住山に登ってホッとした後の稲星山への登り返しは少しきつかったですが、東千里ヶ浜に向けて下る道は気持ち良かったです。
東千里ヶ浜へ下ると今度は九重連山最高峰の中岳への登り返し。
山と高原地図には「ロープ、ハシゴあり」と書かれていたので慎重に通過しました。
この登り返しの道、ロープ、ハシゴもそうですが、片側が切れ落ちた狭い道もあり、子連れには非常に危険度が高いと思いました。
それでも中岳山頂はとても良い眺め!久住山からは見えなかった御池が見えてきます。
御池の左側が先ほど登った主峰の久住山、右側がこれから向かう天狗ヶ城です。
中岳山頂から北東側。中心に広い広い坊ガツル。左側が三俣山、右側が大船山。
子供が大きくなったら大船山や三俣山へ縦走してみたいものです。
中岳から天狗ヶ城まではあっという間。御池が近くなりちょうど御池の向こう側に久住山が見えるようになります。ここから見ると久住山は馬の背のような形です。
池の周囲にも登山道があるので、中岳や天狗ヶ城はちょっと…という方や子連れの方でも久住山の帰りに散策してみるのもいいですね。
久住分れまで戻り、遅い昼食休憩を取ったあと、星生山に登るか直接下山するかちょっと話し合いました→結局登ることに…。
ところが星生山、今回登った九重連山の中でいちばんハードでした。
久住分かれから星生山への登りは途中から岩場、岩場、岩場。
岩だらけで目印もあまりないため、登山道を見失って「ここほんとうに登るの?」と思うくらいの岩場に遭遇したり。
もしかしたら、何度も登っている経験者であればスムーズに登れるのかも知れませんが。
クライミング経験豊富な夫はベビーキャリア担いで飄々と登っていましたが、まず子連れにはお勧めできません!
星生山で良かったところ。西千里ヶ浜の眺めが良いこと。登りはこの西千里ヶ浜の真ん中を通る登山道から来たのですよね。
星生山山頂からの眺め。右側から久住山、稲星山、天狗ヶ城(中岳は重なるように少し見えている?)。さらに左奥は大船山でしょうか?
ややアングルを変えて。天狗ヶ城・中岳から三俣山にかけての風景。手前に硫黄山(山と高原地図によるとピークではなさそうですが)があり荒々しい硫黄の風景です。
星生山から扇ヶ鼻分岐までの下山道は登山者がほとんど入っていないためか、非常に狭く急で歩きにくい道でした。
特に1箇所、大人の背丈ほどの岩(足を引っかられるような凹凸もなくクサリやハシゴもかかっていない岩)があり、ここを通過するのに非常に難儀しました。
ベビーキャリアはもちろん、歩けるようになったお子さんを連れていくのもやめておいた方がよさそうです。
9時半ごろ出発して16時頃に牧ノ戸峠に戻ってきたので、休憩も含め6時間半の山行でした。子供が生まれてからは恐らくいちばん長い山行だったのではと思います。
SMS
ヤマレコでは、コースや通過時刻などの記録も含めた山行日記も公開しております。
⇒九重連山 牧ノ戸登山口~久住山~稲星山~中岳~天狗ヶ城~星生山
Instagramでも登山中に撮影した写真を発信しております。
⇒tokiko.jpのInstagram
twitter始めました。
⇒tokiko.jpのtwitter
コメント