そろそろ雪山シーズンも終わるため、最後にどこか行こうかと数日前に夫と家族会議。
そこそこ雪山らしく、かつ1歳児も連れて行けそうなところってどこだろう・・・と悩んで候補に上がったのが立山と武尊山。
それで、ホテル立山の予約状況を見ていたらなんと土曜日にも関わらず空室があり、いつ行くの?今でしょ!ということで予約。
立山は子供を妊娠する前の晩秋に一度登ったことがありますが、雪の立山に入ったことがありませんでした。
そこで急遽ですが今シーズン最後の雪山として立山に登ってきました。
なお立山は3000m峰となり、乳幼児にはお勧めできません(実際我が子も2800m前後までは元気でしたが山頂では元気がなくすぐに下山しました)。ベビーキャリア登山の注意点についてはこちらの記事を、乳児用登山ウェアについてはこちらの記事を、 ベビーキャリア登山で必要な持ち物・準備物についてはこちらの記事を、それぞれご参照下さい。
昨日4月16日に扇沢から前日開通したばかりの立山黒部アルペンルートを使って室堂に入りました。
午前中は天気が今一つだったためか、扇沢に到着したのは正午ごろでしたが、無料駐車場に何とかとめることができました。
立山黒部アルペンルートの黒部ダム行きの電気バスにも並ぶことなく乗車。
黒部ダムはまだ凍っていました。
ケーブルカー、ロープウェイもスムーズに乗り継ぎ、大観峰に到着。
少し雲があるものの、後立山連峰が綺麗に見えています。
15時ごろ室堂に到着。ちょうどホテルのチェックインも15時からだったので、チェックインをして身軽になってから室堂平を散歩することにしました。
いや、最初は散歩の予定でしたがあまりにも天気が良かったので室堂平展望台の近くまで行くことに(部分的にアイスバーンになっており、ホテルにアイゼン置いてきたのをちょっと後悔しました)。
16時頃の室堂平と奥大日岳。富山方面は雲海でこれがまた幻想的な世界。
17時、終バス終了後の雪の大谷を歩くホテル立山宿泊者限定のツアーにも参加しました。今年は最高18mだそうです。
雪の大谷ツアーが終わることには日の入りの時間に迫っていました。
夕日を見るのは山に宿泊する醍醐味。妊娠して以来、山中に宿泊する機会がありませんでしたが、今回はホテル泊とはいえ、山に宿泊する特権を味わうことができました。
ホテル立山の部屋からは立山連峰のアーベントロートが綺麗でした。
朝のモルゲンロートに対して夕暮れ時はアーベントロートと言うことを初めて知りました。
翌日、いよいよ本番!立山の雄山へ向かいます。
浄土山の北側をトラバースして進み、一ノ越の登りに差し掛かるあたりで12本爪アイゼンを装着しました。
一ノ越に出ると、針ノ木岳など黒部ダムの向こう側の北アルプスの山々を見ることができます。
高度を上げるにつれ視界が開けてきます。
後立山連峰の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳や五竜岳もくっきり見え、その先に妙高・戸隠などの山々も見えます。
ちなみにほぼ同じアングルで秋の写真はこちら。随分様子が違います。
そしてついに立山雄山登頂!
いや、少し端折りましたが一ノ越から雄山までの道は岩稜帯と雪道ミックスの急登で、あまり写真どころではなかったのです(久々の冬靴アイゼンで後日筋肉痛になりました)。
雄山の北側は大汝山や剱岳、毛勝山等を見渡せます。
雄山神社から南側。
屋根のあたりまで雪がありますね。薬師岳への稜線や黒部五郎岳なども見えます。
こちらは室堂平と奥大日岳。そして富山平野、富山湾。
写真ではわかりづらいですが、能登半島まで見えました!
こちらは晩秋だとこうなります。
五色が原と薬師岳のアップ。
槍ヶ岳は一瞬見えたのですがすぐに雲隠れ…。
ちなみに前回秋に登ったときは槍・穂高連峰や笠ヶ岳、乗鞍岳も見えていました。今回は北アルプス南部はさほど天気が良くなかったのかも知れませんが、とはいえ充分に素晴らしい眺めです。
鹿島槍ヶ岳。
そして剱岳。
さあ、気を付けて下山です。
雄山から一ノ越までの道はこのように雪がほとんどなく岩むき出しの道。
でも斜面に雪が部分的に残っており、アイゼン・ピッケル装備で上り下りしました。
ずっとベビーキャリアに乗せられていた我が子、最後に室堂平で遊びました。
天気が良かったため、帰りの立山黒部アルペンルートは大渋滞。
それでも臨時便などがでており、室堂から1時間半ほどで扇沢に着きました。
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