夏に一度だけ登ったことのある常念岳ですが、その時の槍ヶ岳・穂高連峰の景色が忘れられず、また登りたいと思っていました。
そんな折にヤマレコをブラウズしていたところ、たまたま常念岳に冬季ルートがあることを知り、これは絶対に冬山シーズン中に登りたいと計画を温めていました。
最初は30分くらい烏川林道沿いを歩き、東尾根取付き点から登山道に入ります。
すぐに鉄塔が現れ(標高は1000m強)、その先は1100m前後まで笹薮に。ただし踏跡は明瞭です。
1100mから1350mあたりまでは勾配の少ない広々とした一般登山道のような道となり、1350m付近で林道最終点に出た後、急登となります。
1600m付近から1700mすぎまでは藪漕ぎとなり、笹が顔に容赦なくバシバシ当たります。
藪を抜けた後、ようやく冬山らしい雪道となりました。
1日目は2178m峰周辺にテント泊。樹林帯で広々としており、冬はテント適地です。
3月も下旬となり、少し舐めて防寒着を最小限にしたのですが、これが大失敗。
テントに入ってもガタガタ震え、宴会もほどほどに寝袋に入って19時には就寝しました。
そのために2日目は4時起きで5時半出発。テント泊したパーティーでは早い方だったようで、登りよりも降りですれ違ったパーティーの方が多かったです。
しばらくすると森林限界に出て視界が開け、朝日が出てきました。
前常念岳の直下がややきつい登りとトラバースがあり、慎重に通過します。
前常念を登りきると、常念岳が間近に見ることができます。
常念小屋からの夏道との合流点に出ると常念岳山頂まであと少しです。
山頂は穂高連峰と槍ヶ岳が同時に見える絶景です。
ちなみにこちらが夏に撮影した、ほぼ同じアングルからの写真。
槍ヶ岳や大天井岳もきれいに見えています。
同じく夏の写真。
昨年夏に登った前穂高岳北尾根や穂高連峰もはっきり。
動画はこちらをご覧ください。
風はやや強かったのですが、とても温かく晴れていたため、何とか冬山2シーズン目の私でも登頂できました。
日中は気温が上がったためか、下山時は1700mより下の雪がかなり融けていました。
追記:実はこの常念岳から下山した翌日、妊娠していることが判明しました。計算すると妊娠2ヶ月(5週)だったことになります。冬山に慣れ始めたばかりなので、他にも色々と計画していたのですが、これを境に、登山レベルを落としていくことにしました。
マタニティ登山の注意点についてはこちらの記事を、マタニティ登山ウェアについてはこちらの記事を、妊娠期間中に行った山行の一覧はこちらをご覧ください。
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