山行目的・理由

昨年乗鞍岳に登った時は行程の半分以上パパのベビーキャリアを使って登りましたが、5歳になり、1年でどの程度登れるようになったのか、おそらく日本一登りやすい3000m峰でどこまで登れるか、チャレンジを兼ねて登りました。また、山小屋は8月の八ヶ岳で体験済みですが、さらに山小屋の環境に慣れてもらおうということで山小屋も利用するのも目的の1つでした。
地図と登山ルート
GPSと軌跡
3Dマップ
記録
時間
| 内容 | 1日目 | 2日目 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 山行 | 1h21m | 3h56m | 5h17m |
| 休憩 | 0h48m | 2h12m | 3h00m |
| 合計 | 2h09m | 6h08m | 8h17m |
距離
| 内容 | 1日目 | 2日目 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 距離 | 3.4km | 6.9km | 10.3km |
| 標高差(up) | 161m | 498m | 659m |
| 標高差(down) | 161m | 506m | 667m |
タイムラインと写真
1日目
- 13:57畳平
台風が最接近する日のため、当初は予約している山小屋、白雲荘に行くことのみが目的でやや遅めの畳平入りでした。トイレを済ませ、今日このあとどうするか相談。バスの中では霧、霧、霧でしたが、畳平に到着すると、少し視界が開けてきたので、魔王岳に登ることにしました。
- 14:06魔王園地
登るにつれ北側の穂高連峰が少しずつ見えてきて、テンションアップ。槍ヶ岳も一瞬だけ、見ることができました。

視界が開けてきたので畳平近くの魔王岳へ。右側は穂高連峰。 - 14:15魔王岳
魔王岳まではあっという間ですが、登山道はもう少し先まで延びているので進みます。魔王岳から先の道は観光客がいなくて静か。亀ヶ池や剣ヶ峰、畳平バスターミナル方面の景色が見えます。畳平には鶴ヶ池という池もありますが池の名前に鶴と亀を付けた理由があるのでしょうか。

魔王岳より先に進むと亀ヶ池と畳平バスターミナルが見える。雨が続いたため池の水が多め。 - 14:25登山道終点
亀ヶ池が良く見えるやや広めの広場で登山道は行き止まりとなります。ここで引き返します。子供がお腹が空いたと言うので、途中おやつ休憩を挟んで畳平へ下山です。
- 14:46魔王岳
- 14:50魔王岳園地
- 14:58畳平
畳平バスターミナルまで戻ってきました。白雲荘にチェックインするか、もう1つ近場の山に登るか少し迷いましたが、天気も回復傾向なので近くの大黒岳に登ることにしました。
- 15:11-15:17県境ゲート
長野県と岐阜県の県境、大黒岳と富士見岳の間の峠のような広場で、乗鞍エコーラインの最高地点でもあります。大黒岳に登る場合は車道を横断して進みます。5-10分程度階段を登ると眺めの良いなだらかな稜線になります。

大黒岳の稜線からの眺め。紅葉は始まったばかり。 - 15:33-15:38大黒岳
なだらかな稜線をしばらく歩くと山頂です。山頂には休憩所があり雨をしのげるスペースもあります。山頂から南側は翌日登る予定の乗鞍最高峰・剣ヶ峰、北側は穂高岳や槍ヶ岳など北アルプスの山々をみることができます。

乗鞍岳大黒岳山頂でおやつを食べる5歳児。背景は翌日登る予定の乗鞍最高峰剣ヶ峰。 - 15:51県境ゲート
- 16:02白雲荘
本日は白雲荘に宿泊です。チェックインして入浴を済ませ、17:00から夕食。その後夕焼けを見に少し外を歩きました。翌日晴れればご来光を見に行きたかったので早めに寝ました。
2日目
- 4:40白雲荘
4時過ぎに目が覚めて外を見た所快晴!子供に「日の出見に行く?」と聞いたら「見に行く!」と即答。パパは睡魔に勝てずに「行ってきていいよ」ということで、母子2人で大黒岳に向かうことにしました。5歳児にとって暗い登山道を歩くのは初めて。ご来光は富士見岳と大黒岳で見ることができますが、より簡単に登れる大黒岳に向かうことにしました。
- 4:45県境ゲート
この時点では真っ暗で満点の星空!スマホでは綺麗に撮影できないのが残念です。子供のヘッドランプを調整して、慎重に登っていきます。
- 5:10-5:40大黒岳
稜線に出るころには少しずつ東の空が明るくなってきました。しばらく日の出を待ちます。子供はこの待ち時間がとっても長く感じられたようです。しちとりしたり、何とか場を持たせながら待ちます。
そして、5:35ごろ、雲海の向こう側から太陽が出てきました!子供は「すごくきれい!」と感動していました。早起きして連れてきた甲斐がありました。

大黒岳山頂からのご来光。雲海の向こう側からの日の出でした。 日の出を見終わり、子供は睡魔と空腹で帰りたがったので、名残惜しむ間もなく戻ることにしました。
- 5:54県境ゲート
- 6:03-7:03白雲荘
山小屋に戻り、6:00からの朝食を食べました。ご来光のために早起きをした子供が眠いと言っていたので、チェックアウトの8:00まで眠らせるつもりでしたが、朝食後はおめめパッチリしたようで寝る様子が全くなく、それじゃあということで日帰り登山客を乗せたバスが来る前に早めの行動をとることにしました。
- 7:05畳平
- 7:10お花畑
畳平から少し階段を降りるとお花畑があり、一周できる木道があります。夏は高山植物が咲き乱れて綺麗ですが、今回はできるだけ日帰り登山者を乗せたバスが来る前に先に進みたいので素通りでした。
- 7:28不消ヶ池
不消ヶ池から肩ノ小屋までは林道歩きになります。日影が寒いと言っていた子供はお花畑を過ぎて林道に出ると日が当たってやる気が出てきたようでした。
不消ヶ池を見ながらの林道歩き。 - 7:32富士見口
富士見岳の登る登山道を分け、林道をそのまま進みます。
- 7:51肩ノ小屋
肩ノ小屋に着くと、林道とはお別れ。ここから一般登山道になります。肩ノ小屋には売店や食堂があります。また近くに公衆トイレがあります(水道はがないので手は洗えません)。

肩ノ小屋を過ぎると林道が終わり一般登山道となる。剣ヶ峰(左のピーク)を目指す。 途中、岩がゴロゴロした斜面もありますが、頑張って登っていきます。
- 9:04蚕玉岳
蚕玉岳は登山道中にある小さなピーク。このあたりで権現池が見えます。子供は「ハートの形だ!」と言って手でハートのマーク作っていました。権現岳の向こう側には雲海越しに白山も見えました。
蚕玉岳を過ぎると登山道は2つに分かれます。1つは売店のある頂上小屋を通るルート、もう1つは直登ルート。登りは直登ルートを進みました。
- 9:14-9:57乗鞍岳山頂
そしてついに!山頂へ到着です。剣ヶ峰の標識と御嶽山を背景に家族写真を撮影して頂きました。

乗鞍岳最高峰剣ヶ峰山頂からは御嶽山が間近に見える。 台風一過で上空は雲1つない晴天!御嶽山のほか、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、白山などがクリアに見えました。北アルプスは乗鞍岳に近い穂高連峰や槍ヶ岳、笠ヶ岳などはもちろん、遠くの剱岳や立山連峰まで見ることができました。
あまりにも景色が良かったので、絶景の特等席に座り、静かな山頂でしばらくおやつを食べていましたが、9:30を過ぎることから徐々に日帰り登山客で狭い山頂がごった返すようになってきたため、下山することにしました。
- 9:07頂上小屋
帰りは頂上小屋経由で下山しました。シルバーウィークの貴重な晴れ間ということもあり、日帰り登山客がとっても多いです。
- 9:04蚕玉岳
- 10:41-10:59肩ノ小屋
ここでトイレ&おやつ休憩を取りました。再び林道歩きとなります。途中、乗鞍岳エコーラインに沿って紅葉が見られますが、ピークはもう少し先のようです。
- 11:17富士見口
ここで登り来た道とは別の富士見岳を経由する道に進みました。
- 11:36富士見岳
名残惜しいですが、12:30のバスを予約していたため、早めに下山します。
- 11:49県境ゲート
- 11:56白雲荘
山小屋にデポしていた荷物をまとめ、山小屋のカフェでココナッツアイスを食べてからバスに乗って乗鞍高原に向かいました。
感想

子供の山小屋体験第2弾&3000m峰自力登山チャレンジ&昨年のリベンジを兼ねて乗鞍岳に行ってきました。昨年はパパのベビーキャリアを使って登頂した子供は今年はベビーキャリア等を一切使わず最高峰の剣ヶ峰などに自力登頂。おまけに早起きしてご来光まで見に行きました。
直前まで台風の進路がわからず、祈るような気持ちで迎えましたが、台風が最接近する1日目も夕方は視界がきくようにあり、まずまず。2日目は台風一過の晴天で、ご来光を見ることができ、また日帰り登山客に追いつかれる前の静かな剣ヶ峰山頂で絶景を堪能することができ、とても良い体験でした。
子供も、日の出や、夜明け前の夜露に濡れたコマクサが銀色に輝く光景を見て、子供なりに感動したよう。親としても連れてきて良かった!と思える山行でした。
山の情報
基本情報
| 地点 | 剣ヶ峰 | 富士見岳 | 大黒岳 | 魔王岳 | 肩ノ小屋 | 畳平 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 標高 | 3026m | 2817m | 2772m | 2764m | 2767m | 2700m |
| 住所 | 岐阜県高山市高根町野麦 | 長野県松本市安曇 | 長野県松本市安曇 | 岐阜県高山市丹生川町岩井谷 | 長野県松本市安曇 | 岐阜県高山市丹生川町岩井谷 |
| 備考 | トイレ・売店あり | トイレ・食堂・売店あり |
登りやすさ
点数対応表
| 点数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 水平距離(km) | 10~ | 9~10 | 8~9 | 7~8 | 6~7 | 5~6 | 4~5 | 3~4 | 2~3 | ~2 |
| 標高差(m) | 1000~ | 9~1000 | 8~900 | 7~800 | 6~700 | 5~600 | 4~500 | 3~400 | 2~300 | ~200 |
| 標高(m) | 3500~ | 3000~3500 | 2750~3000 | 2500~2750 | 2250~2500 | 2000~2250 | 1750~2000 | 1500~1750 | 1250~1500 | ~1250 |
| 危険度 | 危険 | ← | 中程度 | → | 安全 | |||||
| 対象年齢(歳) | 11~ | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | ~2 |
| 設備他 | ほぼ無 | ← | 並 | → | 充実 | |||||
項目の解説
| 水平距離(km) | 水平移動距離。移動距離が少ないほど点数が高くなる。 |
|---|---|
| 標高差(m) | 登山口から目的地(最高地点)までの累積標高差。標高差が小さいほど点数が高くなる。 |
| 標高(m) | 最高地点の標高。標高が高いと酸素濃度が薄くなり高山病になりやすい。標高が低いほど点数が高くなる。 |
| 危険度 | 登山道の広さ、斜度、鎖場・梯子・岩場・ガケ・(積雪期の場合)凍結の有無など登山道の状況を総合的に勘案した危険度。安全であるほど点数が高くなる。 |
| 対象年齢(歳) | 自力で登って下りて来られるであろうおおよその年齢。年齢が低いほど点数が高くなる。 |
| 設備他 | トイレや売店、食堂などの設備の充実度、登山道の景色や動植物の豊かさなど、難易度には直接影響しないが親が助かる、または子供が喜ぶ内容の充実度。 |
| ※2日間以上の行程の場合は、1日の日程の中でそれぞれもっとも数値が大きな移動距離、標高差、標高の点数。 | |
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畳平から乗鞍最高峰剣ヶ峰までの往復を想定しています。
肩ノ小屋までは観光客も多く木道や林道が中心のため危険個所はほとんどありません。肩ノ小屋から剣ヶ峰は一般登山道となります。整備された道で足腰がしっかりしている幼児であれば問題ないと思いますが、一部岩場もあるため雨天時は滑りやすいので気を付ける必要があります。気を付ける点は3000m峰となり空気が薄いこと。まだ高所に慣れていない幼児は、まずは2000m峰、2500m峰と徐々に高度を上げてからチャレンジする方が良いでしょう。
このページでもご紹介している通り、畳平周辺には、大黒岳、魔王岳、富士見岳といった10~20分程度で簡単に登れる山があります。これらの山々のみ登る場合はより標高差・距離・安全度ともに難易度が大幅に下がるためより低年齢から登れると思います。ただし標高2700~2800m前後ですので酸素の薄さに注意という点は剣ヶ峰とあまり変わりません。
参考リンク
このホームページ内の関連ページ
この山域の山行一覧(新着順・妊娠前の山行含む)
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外部リンク

























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