レベル・注意事項
対象年齢(目安): 10歳以上 ※子供の成長状況や経験等により異なります
累積標高差(概算): 595m ※ヤマレコ計測による実測値です
GPSの記録
山行記録
10月の3連休は、山形県に遠征しました。夫が3連休初日まで山形出張だったため、現地合流で子連れで登ってみたかった月山と蔵王山への山行を計画しました。新幹線が生まれて初めてだった2歳児はナマ新幹線を間近でみて大興奮でした。
初日は最上川沿いのR.mogamiというコテージに宿泊しました。ここは本来はゆっくり泊まって最上川を眺めながらバーベキューをするといった楽しみ方をすると良さそうなお宿でしたが、私たちは夜チェックインして翌日は月山登山前日のために早めに出発。それでも子連れでゆっくりできました。
3連休の中日のため、8時過ぎに月山8合目駐車場に着いた時にはほぼ満車。もう少し到着が遅かったら、どこに停めようかとウロウロすることになったかもしれません。
月山8合目にはトイレがありました。男女別と多目的トイレもあり、特に多目的トイレは子連れには嬉しかったです。100円募金をお願いされるので入口の募金箱に入れました。
8時半ごろ、登山開始です。最初は弥陀ヶ原の木道を歩きます。木道には滑り止めが施されていましたが、昨日の雨のためか、朝の冷え込みのためか、濡れていて滑りやすそうだったため、ベビーキャリアに乗せて歩きました。決して広くはない木道のため、歩くのが遅い2歳児を歩かせると後続の登山者にも迷惑がかかりそうだったというのもあります。
弥陀ヶ原はちょうど草紅葉がピーク。所々見られる広葉樹もきれいに紅葉していました。
ほぼ同じ場所から北側の鳥海山方面。写真ではわかりづらいですが、山頂部は冠雪していました。この辺りからは日本海もきれいに見えました。
弥陀ヶ原を過ぎるとこのような石、石、石の道になります。全体的に傾斜が緩やかな登山道のため、2歳児も部分的に歩かせようかと思っていましたが甘かったです。特に朝は石が濡れていて何度かバランスを崩しそうになりました。
このような水溜まりも所々ありました。前日までの雨のせいかも知れませんが…。これだと小さな子供が登るのは厳しそうです。実際、子連れの方は私たちの他に1組お見かけした程度でした。そのご家族は小学校低学年くらいのお子さんが頑張って登っていましたが、かなり時間がかかっている様子でした。
しばらく登ると笹と草紅葉のパッチワークのような景色を眺めながらの登山となります。あまり景色に気を取られると足元を滑られそうになるため要注意ですが、下を見たり周りを見たりしながら進んでいきます。
途中休憩適所があり(上の写真の左側)、紅葉を見ながら休憩している方がたくさんいらっしゃいました。
何とか天気がもちますように…と祈りながら登ります。この辺りまでくると仏生地小屋も近くです。仏生地小屋では、子供に上着を着せました。木道に石の登山道と、ほとんど歩かせていないため、早めの防寒対策です。
仏生地小屋からしばらく行くと、木々が赤や黄色にきれいに染まり紅葉が美しい場所に出ました。今日このコースで最も紅葉が綺麗な場所でした。中央やや右寄りに見えるのが仏生地小屋です。
雲に覆われて庄内平野や日本海が見えないのは残念ではありますが…。それでもこの10月の3連休で晴れたのはこの日のみだったので良かったのだと思います。
月山の手前には、一の岳、二の岳、オモワシ山といくつかピークがあり登山道はそれらのピークを巻いていく形になりますが、行者返の坂を上りきるとほどなくして尾根歩きとなります。
それまでベビーキャリアに乗っていた子供が突然「歩く!」と言ったので、キャリアを下ろして歩かせました。石畳のような道なので、転ばないように手を繋ぎながらゆっくり登ります。
石畳を登り切り、少しの間木道になるのですが、そこで子供がギブアップ。疲れたのか寒いのか、再びキャリアに乗ると言い出したので、乗せて山頂まで運びました。
山頂部は前日降ったと思われる雪が少し残っていました。上の写真の左側にも雪が残っているのが見えます。麓は雨でもこの辺りは雪が降ったようです。
月山の本来の山頂は、月山神社の手前(北側)にあります。ただ、写真待ちなのか大渋滞になっており、本来の山頂を踏むのは諦め、月山神社方面に直接行きました。
月山の本来の山頂は狭いのですが(と思われる)、神社や小屋のある一帯は広々としており、多くの登山者がランチ休憩をしていました。私たちも山頂の西斜面に陣取り、ランチ休憩をすることにしました。雲が出たり視界が開けたりの繰り返しでしたが、少し視界が開けたタイミングで写真を撮影しました。
左側の尾根は牛首から続く尾根で、姥沢方面から登る時に通る道になります。姥沢からのルートは月山でいちばん登りやすくポピュラーなルートです。
ランチ休憩を終え、写真を撮影してから下山しました。今日の宿泊地である蔵王温泉までは距離があるため、あまりゆっくりはしていられないのです。
下山時は登りよりも雲が増えてしまいましたが、登りの時に振り返って見なくてはいけなかった紅葉を目の前に見ることができ、疲れも吹っ飛びます。
弥陀ヶ原が近くなると雲が少しずつ減り、日本海が再び見えるようになりました。
登りの時に濡れていた弥陀ヶ原の木道は、下山時にはだいぶ乾いており、歩きやすくなっていました。弥陀ヶ原のみを目当てで来られる方も多いのか、14時過ぎても登る方とすれ違いました。
14時過ぎに無事月山8合目に下山しました。
数年前に妹夫婦や母と月山に登りましたが、その時は夏、そしてリフト利用で姥沢からの登山でした。子連れや妊婦さんの登りやすさという意味では姥沢からの登山の方が距離も短く、木道はありますが岩は少なく(記憶違いなら申し訳ないですが)、お勧めです。ただ、技術と(子供を背負って行って帰ってくる)体力のある方でしたら弥陀ヶ原からの登山道もまた違った景色を味わうことができるので大変お勧めです。
月山8合目から車で下りている途中、立谷沢川越しに鳥海山が綺麗に見えるポイントがあったので、車を停めて撮影しました。鳥海山はちょうど夫と出会う直前に単独で登った山です。鳥海山は山頂までの距離の長さや山頂付近の岩場を考えるととても当分の間子供を連れて行くのは難しそうですが、子供が大きくなって登山が好きになりそうであれば連れていきたい山の1つです。
本来であれば翌日は蔵王山(熊野岳)に登る予定でしたが、雨天のため中止し、刈田岳のみ登って宮城野松島を観光。子供は船も生まれて初めてだったため、大はしゃぎでした。親としては山形まで来て月山のみしか登れなかったのはちょっぴり消化不良ではありますが、子供は新幹線にのり、船に乗り、紅葉を見て、温泉(大きなお風呂?)にも入れたので、満足していた様子でした。
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