おすすめハイキングコース・散策路 入門編

小田代原

妊娠したのだけど、登山は続けられるかな?

ベビーキャリアを買ったのだけど、最初は安全で歩きやすいところで慣らしたいなあ。

tokiko.jp
tokiko.jp

子供がまだ小さいから、平坦で歩きやすいハイキング道はないかな?

妊娠したり子供が生まれた後もハイキングや登山を続けたいと思っている人も多いと思います。また、育児のためにしばらく登山を休止していた方も、子供が安定して歩けるようになると、山に連れていきたいと思うかもしれません。

そんな時の悩みの種の1つがルートの選択。上を見れば妊娠5ヶ月までアルプスを縦走していた人、3歳児を背負って大岩壁を登った人などキリがありませんが、このページでは、初歩の初歩、妊娠・出産前の登山レベルを問わず、妊婦や子連れでも比較的安全に楽しめ、それでいて自然の作り出す景色に触れることができる(←主観が入ります)ハイキングルートや散策路をご紹介したいと思います。

このハイキングコースの対象

  • ベビーキャリアを初めて使う方・慣れていない方
  • まだ体力のない小さな幼児のいるご家庭
  • 妊娠中でリスクの低いハイキングを楽しみたい方

具体的には、標高差概ね100~200m以内で1~2時間程度で行って戻ってくることができ、整備も行き届いた入門向けのコースが中心になります。程度の差はありますが、観光地化された場所がほとんどで、散策やハイキング感覚で楽しむコースになります。もう少し標高差のがあり登山の要素が入るルートについては、初級向け登山コースのページ(作成中)でご紹介していく予定です。

木道(雨で滑りやすくなる)、ガレ場(滑りやすい)を一部含むコースがあります。また冬は積雪や凍結があり雪山装備が必要なコースがあります。
積雪や凍結のない季節で天気が安定している日に、そして親子ともども体調が良い時に、しっかり装備した上で訪れてください。

このページは編集中です。少しずつアップデートしていきますが、火山活動や台風、地震などの自然災害で突然通行できなくなることや、環境保護のために規制が厳しくなることもあるかも知れません。行かれる方は最新情報を確認してください。

「参考記事」として、このブログ内で通過・言及している記事のリンクを掲載しますが、そのほとんどはこのページで紹介している内容通りの入門レベルの山行ではありません。あくまで参考としてご活用下さい。

スポンサーリンク

北海道

北海道は自然が豊かで登山をしなくても大自然を体験できるような場所が多くあります。本州以南よりも夏が短く気温が低いため、特に標高の高い場所では防寒対策をしっかり行う必要があります。場所によっては町から遠く離れた場所にありますので、妊婦さんには注意が必要です。

知床五湖


知床半島中央部にある湖沼群で、自然が豊かな場所です。日本百名山の羅臼岳や硫黄山などの知床連山を見渡すことができます。紅葉の時期や積雪期も素晴らしいです。木道部分もあるため、雨の日は気を付ける必要があります。駐車場のすぐそばに売店・休憩所があります。なお産科病院のある町からはかなり離れているため、妊婦さんはあまりお勧めできません。私がよく訪れていた時期は世界遺産になって高架木道ができる前の2000年前後でしたが、現在は状況がかなり変わってしまいました。新しく設置された高架木道は自由に入山できるようですが、古くからある地上遊歩道は現在は人数制限のあるレクチャーを受けた人のみ入山できるようです。
知床にはこのほかフレペの滝(乙女の涙)への遊歩道など、知床自然センターから歩ける遊歩道もいくつかあります。併せて訪れてみても良いかも知れません。なお、知床峠の先に登山口がある羅臼湖にも、地図上はアップダウンがほとんどなく、2時間程度で絶景を満喫できるハイキングコースではあるのですが、ぬかるみがひどく長靴で行くようなコースのため、妊婦や赤ちゃん連れにはお勧めしません。

礼文島岬巡りコース

稚内からフェリーに乗り、さらにバスを乗り継いで礼文島の北端までいくとスコトン岬があり、そこが岬巡りコースの出発点になります。標高が低いながらも緯度が高いため、短い夏には高山植物を楽しむことができます。コース自体は歩きやすいのですが(20年前の記憶ですので行かれる方は最新情報をチェックして下さい)、アクセスが不便なため、小さなお子様連れの方は移動の方が核心になるかもしれません…。

旭岳姿見平(大雪山旭岳ロープウェイ利用)


旭岳ロープウェイの姿見駅周辺から姿見ノ池、夫婦池などを巡ることができます。整備されていますが、ややアップダウンがあります。9月下旬の紅葉は大変素晴らしいのですが、連休は非常に混雑しロープウェイが数時間待ちということもありますので(←25年くらい前の話ですが)、混雑状況などをご確認の上お出かけください。

釧路湿原


釧路湿原はラムサール条約で保護されており、尾瀬のように湿原を突き抜けるような木道はありませんが、温根内ビジターセンター(釧路湿原内を歩ける唯一の遊歩道)や釧路市湿原展望台、シラルトロ湖(蝶の森)などに遊歩道が設置されています。

東北

東北はなだらかな山が多く、中には日本百名山にも選ばれているような山でも、短時間で行って帰ってこられるような山もあります。豪雪地帯が多いため、北海道と同様、夏のシーズンは短いです。

八幡平(八幡平頂上バス停から)

八幡平は日本百名山の1つですが、八幡平山頂バス停から八幡平山頂、そして八幡沼のあたりまではアップダウンが少なく(全くないわけではありません)、非常に整備されて歩きやすい道です。八幡沼のあたりは木道のため、濡れて滑りやすくなる雨の日は注意が必要です。初夏に訪れた時はワタスゲやコバイケイソウをはじめ、多くの花を見ることができました。八幡平山頂には売店や食堂があります。また少し歩くと解放感あふれる絶景の温泉露天風呂が有名な藤七温泉があります。

八幡平

八幡平

田茂萢湿原(八甲田ロープウェイ利用)

 

八甲田山・田茂萢湿原

八甲田山・田茂萢湿原

八甲田山・ロープウェイ山頂駅

八甲田山・ロープウェイ山頂駅

日本百名山である八甲田山の中腹、八甲田ロープウェイ山頂公園駅を基点に8の字型にハイキングコースが整備されています。なお8の字コースのうち、2箇所にピークがあり(1つは下の写真で池の向こう側の田茂萢岳)、その周辺は多少のアップダウンがあります。また湿原内は木道も含みます。八甲田山ロープウェイは強風時運休することもあるので、運行状況を確認してから行かれると良いと思います。このコースはハイキングコースというより登山道に近いので、登山経験のない妊婦さんや乳児連れには向きません。

奥入瀬渓流

 

奥入瀬渓流

奥入瀬渓流

全長約14㎞、川沿いにハイキングコースと車道がほぼ並行して通っています。アップダウンがほとんどなく、バス停が数か所あるため天候が急変した時や疲れた時などは途中で切り上げることができるので、利用しやすいハイキングコースです。バス停によっては売店や休憩所が整備されています。有名な阿修羅の流れのあたりは観光客も多いですが、静かなハイキングが楽しめる箇所もあります。

蔵王山(蔵王山頂駐車場から刈田岳・お釜・熊野岳)

 

蔵王山 御釜

蔵王山 御釜

日本百名山の蔵王山は、主峰の熊野岳も山頂駐車場から30~40分程度で登頂できます。有名な御釜や刈田岳は駐車場のすぐそば。御釜を間近で見られる場所など、ややガレている場所もありますので下り坂では足を滑らせないように注意して下さい。小さいお子さんは、大人と手を繋いで歩くようにすると良いでしょう。駐車場にはレストハウスがあります。

五色沼


磐梯山の北側、桧原湖近くにある五色沼はその名の通り様々な色をした沼があり、片道1時間程度で散策をすることができます。車の場合は、帰りはバスを利用して駐車場に戻るか、同じ道を1時間かけて引き返す必要があります。すぐ近くの桧原湖や、少し西側の雄国沼にも探勝路があるので併せて巡ってみても良いかもしれません。雄国沼はニッコウキスゲでも有名です。

十二湖


世界遺産の白神山地の麓に位置する十二湖。十二湖ビジターセンターを起点とし、散策コースが存在します。実はまだ訪れたことがないので、行く機会があれば改めてアップデートしたいと思います。

関東

関東在住なのですが、実は関東圏で標高差が少なく自然を満喫できるハイキングルートというのをあまり知りません。関東はアップダウンのある道が多いこと、樹林帯が多く眺望がききにくいこと、人工林が多いこと、人口が多いためにトレイルランナーも多いことなどが大きな理由ですが、私自身もまだまだ未開拓ということもあります(丹沢西端の高指山は山頂部は厳密には関東に入るのでしょうけれど、入山・下山共に山梨県であるため、甲信越に入れています)。箱根周辺が入山できるようになれば、もう少し増やせそうですが、2023年現在入山規制がかかっているため掲載しておりません。なお自然というより歴史探訪という意味合いでのハイキングでしたら筑波山や高尾山、御岳(共にケーブルカー等利用)なども選択肢に入るかと思います。

戦場ヶ原・小田代原(赤沼駐車場から)

小田代原 奥日光 男体山 太郎山 大真子山 子真子山

小田代原から男体山・太郎山

戦場ヶ原 男体山 太郎山 大真子山 子真子山

戦場ヶ原から男体山・太郎山

奥日光一体は戦場ヶ原・小田代原・湯ノ湖周辺に戦場ヶ原自然研究路、小田代歩道などの散策路が整備されています。戦場ヶ原・小田代原は春は新緑、夏は花、秋は紅葉が素晴らしくそれぞれのシーズンで楽しむことができます。赤沼駐車場に戦場ヶ原・小田代原への道の入り口や売店があるため起点にすると便利です。アップダウンも少なく家族連れも多い場所です。ただし戦場ヶ原・小田代原は木道の箇所が多くなっており、濡れると滑りやすくなるので雨天時や雨天直後が注意が必要です。戦場ヶ原には路線バスが、小田代原には低公害バスがそれぞれ通っているため、疲れたり天候が急変した時に活用できます。

養老渓谷


実はまだ訪れたことがありませんが、散策にはとてもよさそうです。訪れる機会があればアップデートします。

甲信越

北アルプス・中央アルプス・南アルプス・八ヶ岳や奥秩父の山々などが鎮座する甲信越は登山が好きな方にはなじみの場所だと思います。

高指山(山中湖平野から)

高指山から山中湖と富士山

高指山から山中湖と富士山

高指山は丹沢の西端に位置し、山頂部は厳密には神奈川県に入りますが、入山・下山ともに山中湖が起点となり、登山の大部分が山梨県となるため甲信越に区分しました。山中湖平野から200m弱の登り、ゆっくり歩いても1時間程度で山頂に到着します。中腹あたりまで別荘地を通りますが、その後しばらくすると背後に山中湖や富士山を見ながらハイキングすることができます。山頂部も山中湖側が開けており、山中湖越しに富士山を見ることができる絶景ポイントです。標高が低いため、夏よりも春や秋がおすすめ。散策路というよりは少し登山の要素が入るハイキングといった感じです。行きか帰りのどちらかを切通峠経由にしても良いかもしれません。また高指山のみで物足りない方は、北側の富士岬平や南側の鉄砲木ノ頭と組み合わせて登るのもお勧めです。夕日も素晴らしいと思いますが、子連れや妊婦さんは相応の装備の上、暗くなる前に下山して下さい。

鉄砲木ノ頭(パノラマ台または三国峠から)

鉄砲木ノ頭から山中湖と富士山

鉄砲木ノ頭から山中湖と富士山(雲の中)

パノラマ台や三国峠の駐車場から30分ほどで山頂にたどり着くことができます。山頂からは晴れていれば山中湖と富士山を望むことができる絶景スポットです。標高差はパノラマ台から200mほどあるため、登山の要素が入るハイキングといった感じです。私が訪れたときはパノラマ台から登りましたが、三国峠の方が標高差が小さく、駐車場も停めやすいかもしれません。傾斜があるため、下山時は足を滑らさないように注意が必要です。ここだけで物足りない方は、1つ前にご紹介した高指山と組み合わせて登っても良いと思います。高指山への道も広々として整備が行き届いており、大変歩きやすいハイキングコースです。

昇仙峡(昇仙峡滝上またはグリーンライン昇仙峡から)

昇仙峡

昇仙峡の覚円峰

覚円峰や仙蛾滝などで有名な昇仙峡は紅葉の時期が特に人気です。昇仙峡口からグリーンライン昇仙峡バス停のあたりまでは車道歩きになりますが、そこから上流、人気の覚円峰や仙蛾滝のある昇仙峡滝上までは遊歩道が整備されています。路線バスも走っているので、体力などに合わせて歩く区間を決めても良いかもしれません。天然石が豊富に採れるようで、昇仙峡滝上の土産物店などでは天然石がたくさん販売されています。昇仙峡ロープウェイで羅漢寺山に登ると、瑞牆山や金峰山、富士山を望むことができます。

甘利山(甘利山グリーンロッジ駐車場から)

甘利山

甘利山

鳳凰三山の南東側に位置する甘利山は標高1640mの甘利山登山口まで車で行くことができます。登山道までの道もとても整備されており、甘利山山頂(1731m)までは標高差は100m足らず。登山道は緩やかで整備されており、大きな段差はほとんどなく、登りやすい道です。天気が良ければ山頂からは甲府市街の向こう側に富士山や奥秩父の山々を見ることができます。6月のレンゲツヅジが有名ですが、この時期の週末は非常に混みあいます。7~8月は訪れる人も少ないですが、山野草が多く見られるのでお勧めです。入門向けではありませんが、少し足を延ばして奥甘利山(1843m)まで行くと、マルバダケブキ(8月)の群生地越しに富士山を見ることができます。

入笠山・入笠湿原(富士見パノラマリゾートゴンドラ利用)

入笠湿原

入笠湿原

入笠湿原

入笠湿原

山野草を見るなら入笠湿原周辺がお勧め。富士見パノラマリゾートのゴンドラの山頂駅すぐそばに入笠すずらん山野草公園があり、晴れていれば八ヶ岳を間近に見ることができます。歩いて10分ほどのところには入笠湿原があり、春~秋の間、様々な山野草を見ることができます。入笠湿原からさらに足を延ばすとお花畑があり、こちらは草地のため、湿原とは異なる植生を見ることができます。入門といえるか1つ上の初級編になるかはぎりぎりのところですが、入笠山(1955m)まで足を延ばせば八ヶ岳に加えて南北中央アルプスの山々や富士山を見ることができます。ロープフェイ駅にはトイレや売店、レストランが充実しているのも子連れにはありがたい点です。

白駒池(白駒池入口から)

八ヶ岳 白駒池

八ヶ岳 秋の白駒池

八ヶ岳・白駒池

八ヶ岳 夏の白駒池

八ヶ岳の中央部分にある白駒池は、メルヘン街道の白駒池入口から徒歩15分ほどで着きます。池を1周することもできますが、入口の対岸方面は滑りやすく狭い木道の道ですので、雨の日や慣れていない方は白駒荘と青苔荘の間のウォーキングに留めておくのが良いかもしれません。紅葉の時期はとりわけ美しいですが、駐車場も混雑するようです。駐車場には売店やレストランはありませんが(トイレはあります)、湖畔の白駒荘では軽食やドリンクが販売されており、池を眺めながら休憩ができます。

坪庭(北八ヶ岳ロープウェイ利用)

北八ヶ岳 坪庭

北八ヶ岳 坪庭

北八ヶ岳 坪庭

北八ヶ岳 坪庭

北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅から坪庭を1周できる一方通行の散策路が設けられています。1周30~40分程度で、一部に急な階段があります。縞枯山の縞枯れ現象のほか、晴れた日には南八ヶ岳、南アルプスなどを見ることができます。山頂駅に売店やカフェがありますが、少し足を延ばした縞枯山荘でも飲み物が販売されており、ウッドデッキでコーヒーを飲んだりすることができます。もちろん山麓にも売店やレストランがあり、オムツ交換台のあるトイレもあります。初級向け登山コースでもご紹介しますが、体力と経験のある方には北横岳登山もお勧めです。

美ヶ原(美ヶ原自然保護センター又は山本小屋から)

冬の美ヶ原高原と浅間山

美ヶ原

日本百名山の1つです。山といっても台地の形状をしているため、アップダウンが少なく、手軽にハイキングを楽しむことができます。北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、浅間山などに囲まれており、日本百名山の4割強を見渡すことができます。北アルプスは南の乗鞍岳から北の白馬岳までを見ることができ、全貌を見渡せる貴重な場所かも知れません。手元には冬の写真しか残っていないため、冬の写真を掲載しますが、冬山やスノーシューの経験がない方は雪のない時期に訪れて下さい。

車山・霧ヶ峰(車山肩から、または車山高原リフト利用)

車山(霧ヶ峰)山頂

冬の車山(霧ヶ峰)山頂

霧ヶ峰

夏の車山湿原と蝶々深山

車山(霧ヶ峰)は日本百名山の1つ。車山山頂には車山肩駐車場から45分ほど歩いて登頂できるほか、車山高原からリフトに乗ってほとんど歩かず山頂に立つこともできます。車山湿原や蝶々深山には木道が通じており、体力に応じて歩いてみるのも良いと思います。さらに足を延ばせば八島ヶ原湿原に行くこともできるので、体力がある方は併せて訪れてみても良いかもしれません。山頂の写真は冬の写真しか残っていないため、冬の写真を掲載しますが、冬山やスノーシューの経験がない方は雪のない時期に訪れて下さい。木道は雨の日は滑りやすいのでご注意ください。

八島ヶ原湿原(八島ビジターセンターから)

八島湿原

八島ヶ原湿原

霧ヶ峰の北西側にある湿原です。夏は様々な花が咲き乱れとても綺麗です。木道部分が多くなっていますので雨の日は滑らないように注意が必要です。体力と経験のある方は八島ヶ原湿原から霧ヶ峰まで歩いてみても良いと思います(標高は霧ヶ峰より八島ヶ原湿原のほうが低いため、八島ヶ原湿原から歩く場合は登りメインになります)。

栂池自然園(栂池高原スキー場ゴンドラ・ロープウェイ利用)

白馬三山を見渡すことができ、実際に白馬岳登山の起点にもなる栂池自然園は、栂池高原スキー場のゴンドラ・ロープウェイを乗り継いでいくことができます。栂池自然園全体を周回すると3時間半かかりますが、1時間程度でまわれるショートコースもあります。白馬三山を背景に様々な花が咲き乱れる湿原を散策するのはとても気持ちが良いものです。木道中心になりますので、雨の日は注意が必要です。ゴンドラ料金とは別に入園料が必要になります。

上高地(大正池又は上高地バス停から)

上高地・大正池から望む穂高連峰

上高地・大正池から望む穂高連峰

上高地・田代池から霞沢岳

上高地・田代池から霞沢岳

穂高連峰や槍ヶ岳登山の玄関口となる上高地。大正池から梓川沿いにハイキング道が整備されており、安全に歩くことができます。大正池から上高地バスターミナルの間は路線バスが通っているため、好きな区間を歩くという選択肢もあります。逆に、上高地バスターミナルより奥は比較的人が少なく静かなハイキングを楽しむことができます。マイカーの乗り入れができないため、また松本市街からは離れているため、特に妊婦さんは体調管理に十分ご注意下さい。

乗鞍連峰(畳平から)

乗鞍岳

乗鞍連峰の最高地点である剣ヶ峰は、一般的に妊婦さんや小さなお子様にお勧めできる山というわけではありませんが、バスの終点畳平から30分足らずで手軽に登ることができる富士見岳や大黒岳ならお勧めしやすい山です。眺めも良く、ご来光ポイントとしても有名です。ただしここで紹介している入門編のコースの中では少し急坂になります。畳平で標高が2700mと高いため、お子様を連れていく場合は、八ヶ岳の坪庭や白駒池など2000m台前半の標高に慣れてからの方が良いでしょう。

千畳敷カール(駒ヶ岳ロープウェイ利用)

千畳敷カール

千畳敷カール中央アルプス木曽駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅から1周50分程度のハイキングコースが整備されています。宝剣岳の岩峰を背景に様々な花が咲き乱れる夏や紅葉の秋など各季節ならではの景色を堪能することができます。木曽駒ヶ岳にも往復4時間程度で行くことができ、マタニティ登山やベビーキャリア登山でなければ初級者向けの登山コースと言えるのですが、写真中央部のガレた急登を登り下りする必要があることと、標高が3000m近くあることから、妊婦さんや乳児にはお勧めしません。また千畳敷カール自体も標高が2600m以上ありますので、乳児や3000m級の経験がほとんどない妊婦さんは、八ヶ岳の坪庭や白駒池など2000m台前半の標高に慣れてからの方が良いでしょう。

東海

東海地方は富士山や伊豆、南アルプスなどがあります。家族向けの観光地も多く、散策路も多そう…ですが、登り応えのある山にしか行っておらず、ハイキングコースらしいところをあまり知りません。伊豆や富士山周辺でいくつかご紹介したいと思います。

恋人岬と土肥桜並木

恋人岬 山茶花と富士山

土肥桜並木

西伊豆中央部にある観光地。駐車場から往復30分ほど。晴れていれば駿河湾越しに富士山や南アルプスを見ることができます。私たちが訪問した2月上旬は山茶花が咲いていました。舗装された遊歩道で、標高差50mほどありますが、子供(当時2歳)も駐車場から自力で歩くことができました。名前の通りカップルが多く、子連れはあまり見かけませんでしたが、子連れにも良い場所だと思います。駐車場とその近くには土肥桜並木があり、この周辺では恐らくいちばん早く、2月上旬に桜を見ることができます。時期が合えば、併せて見学するのもお勧めです。

河津七滝

伊豆の観光地。大滝から釜滝まで、滝をめぐる散策路が整備されています。滝を見ながらのハイキングはとても気持ちが良いものです。短い散策コースなので物足りない場合は踊り子歩道と併せて歩いてみても良いかもしれません。

田貫湖

田貫湖畔ハイキング

田貫湖畔

田貫湖畔には遊歩道が設けられており、周回することができます。特に西側の田貫神社周辺~休暇村は車道から離れており、晴れた日は富士山を見ながらの散策ができます。ただしサイクリングコースも兼ねており、自転車も多いため小さなお子さんを歩かせる場合は注意が必要です。周辺には朝霧高原や白糸の滝もあるので、一緒に見て回っても良いかもしれません。

伊豆山稜線歩道(達磨山周辺、仁科峠周辺)

達磨山山頂から富士山・駿河湾

達磨山山頂から富士山・駿河湾

天城峠~伊豆山稜線歩道のうち、仁科峠~達磨山までの区間は西伊豆スカイラインとほぼ並行するように登山道が作られています。開けた笹原の区間が多く、気持ちの良いハイキングを楽しむことができます。仁科峠と達磨山周辺は駐車場があり、晴れていれば富士山と駿河湾の眺めが素晴らしく、伊豆山稜線歩道の中でも眺望は抜群です。この周辺だけを散策してみても良いと思います。海からの強風には注意です。伊豆山稜線歩道の全ての行程を歩くのは、一般登山者でも最低2日かかり、アップダウンもそれなりにあるため初心者や子連れにはお勧めはしません。子連れの場合は、仁科峠駐車場から仁科峠往復、あるいは達磨山近くの駐車場から達磨山往復がお勧めです。多少の坂道でも大丈夫な場合は戸田峠から金冠山往復も選択肢に入るかも知れません。全ての行程を歩いたことがないので、アップダウンのきつい個所をすべて列挙することができないのですが、例えば戸田峠~小達磨山には数百段の階段があります。船原峠(土肥峠)周辺も標高が一気に下がります。

北陸

北陸は登山では立山連峰や剱岳周辺、黒部峡谷(下の廊下)に行ったことがありますが、それ以外は経験がなく、ご紹介できるハイキングコースがほとんどありません。今後訪れる機会があれば追加していきたいと思います。

室堂平

立山 室堂平 雷鳥 ライチョウ

室堂平の雷鳥

室堂平と奥大日岳の夕暮れ時

室堂平の冬

立山黒部アルペンルートの室堂平は、立山連峰を間近に見ながらみくりが池などの周辺を散策することができます。運が良ければ雷鳥に出会えることも。秋に訪れたときに室堂ではほとんど撮影していなかったため、雪の室堂の写真も掲載しますが、雪山の経験がない方は雪の大谷観光などにとどめておくことをお勧めします。標高が2400mを超えますので、不安な場合は途中の弥陀ヶ原や黒部ダム、黒部平などで歩いたり休憩するなどして慣らしてから訪れる方が良いでしょう(うちの子は大丈夫でしたしSNS等でも乳児を室堂平に連れて行く投稿は見かけているのでリスクは低いとは思いますが)。室堂平登山バスで1つ下の弥陀ヶ原にもトレッキングコースがあり、併せて訪れてみるのも良いと思います。

近畿

近畿地方は京都や奈良周辺の山々、高野山や熊野古道など、絶景というより歴史を楽しむ山歩きの方が数多く楽しめる場所かと思います。私自身が未開拓ということもありますが、子連れにもお勧めできる絶景の山歩き、という主旨でご紹介できそうなところはまだ多くありません。訪れる機会がありましたら随時アップデートしたいと思います。

伊吹山(伊吹山ドライブウェイ終点から)

伊吹山ドライブウェイの終点から1時間ほどで周遊することができます。子供の頃に訪れたことがあるのですが、記憶があいまいなため、また訪れる機会がありましたらアップデートします。

日出ヶ岳(大台ケ原から)

大台ケ原ドライブウェイの終点にあるビジターセンターから40分ほどで登頂できる日出ヶ岳。なだらかで整備されており、日本百名山の中でも最も登りやすい山の1つです。大蛇嵓まで周遊するコースもあるので、体力に余裕があれば併せて訪れてみても良いかもしれません。大杉谷から登ることもできますが、こちらは1泊2日コース。小さいお子さんにはお勧めできません。私が訪れたときは天気が悪く、何も見えませんでしたが、晴れれば富士山も見えるようです。

大和葛城山(葛城山ロープウェイ利用)

実はまだ訪れたことがありませんが、子連れ登山の方のSNSに頻繁に登場するためご紹介いたします。訪れる機会があればアップデートします。

中国・四国

同じく関東在住のため、九州まで行く機会があまりなく、ほとんど開拓できていないというのが現状です。

九州

同じく関東在住のため、九州まで行く機会があまりなく、ほとんど開拓できていないというのが現状です。

草千里ヶ浜

高千穂峡

高千穂峡

高千穂峡

真名井の滝で有名な高千穂峡ですが、周辺に遊歩道が整備されており五ヶ瀬川峡谷の様子を見て歩くことができます。遊歩道自体はそこまでアップダウンありませんが、車を停める場所によっては遊歩道に出るまでに階段の上り下りがあり、遊歩道にたどり着くまでが結構大変だったりします。

関連情報

タイトルとURLをコピーしました