日本三百名山の入笠山は子供が1歳になったばかりの一昨年の年末に登っているので、今回で2回目、無積雪期では初めての登山です。
前回の甘利山とは違い、入笠山は多くの人で賑わっていました。登山者だけでなく、マウンテンバイクやドッグラン目当ての方、観光客と思われる人も多くいました。ゴンドラの往復券を購入したところ、富士見町の指定施設で利用できる300円の買い物券が付いてきました。レストランや土産物屋などで使うことができます。
富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅は観光地(冬はスキー場)だけあって、売店やトイレなど設備が充実しています。
立ち寄りませんでしたが、山野草公園もあり、開花状況が分かるようになっています。
入笠湿原までは緩やかな下り坂になっており、登山者ではない観光客と思われる方も多く見かけました。写真を失念しましたが(下山も同じルートを通るつもりが別の登山道から下山したため)、入笠湿原に出る手前でレンゲショウマも見ることができました。
ちょうどサワギキョウの花の群生が見られました。
2歳児はやる気を出すときと出さない時との差が激しく、今日も最初から「おんぶおんぶ」でしたが、花が大好きなのでちょっとやる気を出したようです。
サワギキョウのアップ。湿地帯に咲くようで、入笠湿原には群生していましたが、少し上の入笠山に続きお花畑ではほとんど見られませんでした。
エゾリンドウはほとんど蕾でしたが、青紫の蕾を随所で見かけることができました。
黄色い花はクサレダマという花のようです。こちらもたくさん見かけました。
この他、入笠湿原ではワレモコウやヤナギラン、ウメバチソウなども見ることができました。
山彦荘のあたりから入笠湿原を見下ろすとこのような感じです。どこの湿原もそうですが、入笠湿原も草地化が進んでいるようで、植生も少しずつ移ろうかもしれません。
山彦荘のあたりはベンチや自動販売機があり、2歳児がお腹空いた~というので少しだけ休憩しました。
入笠湿原を後にしてしばらく進むと、お花畑があります。こちらは湿地ではなく草地のため、入笠湿原とは異なる植生を見ることができます(両方に咲いている花もありますが)。
こちらはコオニユリでしょうか。クルマユリと区別がつきませんが、時期的にはコオニユリかなと思います。
こちらはゴマナかと思います。クジャクチョウがとまっているところを撮ることができました。
マツムシソウも辛うじて見ることができました。花全体が青紫の綺麗な色の花です。
キリンソウもたくさん見かけました。かわいらしい黄色の花です。
ピンクのヤナギランは終わりかけでしたが辛うじて見ることができました。
お花畑上部にはキキョウも多く見かけました。
このほか、お花畑にはシモツケやヤマハハコ、オミナエシなども見かけました。どの花のものか分かりませんが、芳香が漂っていて、登りも苦にならずちょっとした癒しの空間でした。
花畑を過ぎると樹林帯となり、入笠山への登りが始まります。岩場コースと迂回コースがあるのですが、私たちは迂回コースを選びました。無積雪期の様子は分かりませんが、積雪期に岩場コースで登ったときは急登だった記憶があるためです。大人だけなら何とでもない道かも知れませんが。
お花畑から入笠山もあまり時間がかからず辿り着くことができます。手軽に登れる山だからか、登山道にも山頂にも大勢の登山者がおり、大変賑わっていました。
眺望はあいにく…。冬に登ったときは八ヶ岳、南北中央アルプス、富士山と全て見えたのですが、この時期は昼頃になると雲が出やすいのか、全ての山に雲がかかっていました。山頂では子供も夢の中だったため、写真も撮らず、休憩もほとんどせずに下山しました。
下山時に、ノアザミにとまるクジャクチョウを撮影することができました。
入笠山は、夏の花の時期に登ったのは初めてでしたが、山野草の花畑を見ることができ、ちょっとした癒しになりました。入笠湿原やその上にあるお花畑は平坦か緩やかな斜面なので乳幼児連れにもお勧めできる場所です。ゴンドラの次回割引券(300円分)も頂きましたので、また秋や冬、そして初夏など季節を変えて訪問したいと思います。
SMS
ヤマレコでは、コースや通過時刻などの記録も含めた山行日記も公開しております。
⇒入笠山
Instagramでも登山中に撮影した写真を発信しております。
⇒tokiko.jpのInstagram
twitter始めました。
⇒tokiko.jpのtwitter
コメント