赤ちゃん(乳幼児)用の登山ウェア・シューズ

乳児用登山ウェア 春山・秋山・冬山用
乳児用登山ウェア 春山・秋山・冬山用

子供が5ヶ月になりお座りが安定したころ、そろそろ子供を連れて登山に行きたいなあ…と思いながら、ふと「そういえば何を着せていこう?」「赤ちゃん用の登山ウェアやシューズってあるのかしら?」と疑問に思いました。登山ウェアのブランドから赤ちゃん用のウェアが発売されているのですが、種類が少なかったり、小さいサイズがなかったり、短期間しか着られないわりには高かったり…。

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赤ちゃん用の登山ウェアについて活用したブランド・商品や気づいた点、工夫したことについて書きたいと思います。

このページでは、アウトドアウェアの少ない2歳くらいまでの乳幼児連れの登山で、季節・アイテム別に活用したものをご紹介します。ざっくり分けていますが、オールシーズン使えるものもありますし、季節の変わり目や標高・地域などに応じて夏山用と冬山用を組み合わせて着せたりしていました。

なお、速乾や防水などの機能性ウェアはほとんどが90サイズや100サイズからしかありません。生後9ヶ月頃までは夏山シーズンだったこと、晴れ予報の日に短時間のコースを歩く程度だったため、綿素材の普段着を着せ、レインウェアとしてポンチョを持ち歩いていました。

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90サイズ以下の乳児用登山ウェアはほとんどないんですよね…。

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シューズ

乳児用登山シューズ

乳児期の登山で活用したシューズ(左:夏山用、中央:雪山用、右:冬用)

0~1歳児のサイズに合う防水シューズはほとんど見当たらず、靴は非常に悩みました。あんよができる前の夏山は後でご紹介するモンベルのメリノウール靴下のみで済ませていましたが、冬山ではさすがに靴を履かせないといけません。ところが冬山用のブーツは13cm以上のサイズ展開がほとんどで、乳児には大きすぎる問題もありました。

冬山用で使ったシューズは右の2足。両方ともフリマアプリで調達しました。右側のオレンジのシューズはニューバランス。サイズは12cmで商品名は分かりません。防水仕様ではないと思います。1歳になったばかりの頃の秋~冬に雪のない山で使いました。中央のブラウンのシューズはOSHKOSH(オシュコシュ)の12.5cmのブーツ。雪山で使いました。1歳になったばかりの頃は厚手の靴下を履かせても大きすぎて途中で脱げたりしていました。冬山・雪山の子連れ登山を経験して分かったことは、冬用の靴はハイカットのものが多く、うちの子のような幅広甲高の足の場合、履くのに苦労する反面、フィット感がイマイチで脱げやすいことが分かりました。もう少し試行錯誤する予定です。

夏山用のシューズは左側のブルーのシューズ。13cmのモンベルのベビーブーツで、型落ち品をアウトレット価格で買い、1歳半近くになってから雪のない春~夏山で使いました。防水ではありません。春に履き始めた頃はぶかぶかだったので厚手の靴下と併用し、夏にかけて足が大きくなり気温も上がっていくので薄手の靴下にしたり、靴下なしで使用しました。最新モデルでは改良されているようですが、この旧型のモデルは甲が高い子供には引っかかって履かせづらかったので紐を緩めています。

夏山(トップス・ボトムス)

乳児用登山ウェア 夏山用

乳児用登山ウェア 夏山用 ウィンドプルーフのボトムスはオールシーズン利用可能

H&Mの速乾性ウェアを活用しました。100サイズからしかないので活用し始めたのは1歳半頃からですが(ボトムスは裾を折って使いました)、今思えば半袖シャツなら1歳前後から100サイズを着せても良かったかもしれません。

スポーツトップスは軽くてかさばらないので着替え用や旅行の時も考え4枚ほど常備しています。

ボトムスはウィンドプルーフスポーツパンツ。これは夏山だけでなくオールシーズン活用できます。1枚は半ズボンにも長ズボンにもできるジップオフパンツにしました。速乾のため旅行に持って行くのにも便利です。もちろん普段着としても活用できます。

靴下は気温によってメリノウールチューブソックスをはかせたり、綿の薄手の靴下をはかせたり、はかせなかったりでした。ウールのソックスをはかせるときは0.5~1cm程度大きめの靴をはかせる必要がありました。

夏山(レインウェア&アウター)

乳児用登山ウェア レインウェア・ウィンドブレーカー

乳児用登山ウェア レインウェア・アウター

全てモンベルで揃えました。

上半身はトレッキング レインポンチョ Baby’s 80-95。0歳児の頃から利用しており、普段使いもしています。自力で歩ける距離が長くなったら防水透湿素材のものを買おうと思いますが、ベビーキャリアに乗っている時間が長い乳児は、ベビーキャリアに雨よけがあれば、ポンチョ程度で充分だと思います。むしろ膝まで覆うことができるので良いかもしれません。

ボトムスはクレッパーパンツ。90サイズからあります。ベビーキャリアの雨よけは足の部分まで覆うことができないため、1歳くらいになり足が長くなってきてからは持って行ってます(雨予報の日は基本的にベビーキャリア登山に行かないので、ほとんど使用したことがありません)。

ウィンドブレーカーはウィンドブラストジャケット。80サイズからあります。コンパクトに折りたたむことができるので、小雨程度ならこちらでも十分です。こちらも普段使いしています。

夏山(コーディネート例)

子供の顔出しは控えているため、分かりづらい写真ばかりかも知れませんが、ご参考ください。

先ほども書きましたが、生後9ヶ月頃までは機能性ウェアを見つけられなかった、また晴れた日に短時間で戻って来られる登山しか行かなかったため、普段着を着せて山に行っていました。歩けなかったため靴も履かせず、靴下のみでした。

富士山 幕岩

0歳夏季

1歳半ごろになると歩きも安定するので平坦な場所では部分的に歩かせたりできるようになります。速乾性のウェアを着せ、気温に応じてウィンドブレーカーを着せていました。靴はウォーキングシューズです。

祖母山 国観峠

1歳春季

小田代原

1歳夏季

秋山・冬山・春山(トップス・ボトムス等)

乳児用登山ウェア 春山・秋山・冬山用

乳児用登山ウェア 秋山・冬山・春山用(インナーとソックス・手袋)

寒い時期は重ね着ができるよう、インナーとしてぴったりめのシャツやレギンス、タイツなどを用意しました。

左側はH&Mのシームレスベースレイヤーセット。90サイズからあるので1歳になる頃から使いました。ボトムスはレギンスです。

右側はトップスがユニクロのヒートテックタートルネック長袖Tシャツ。この他に半袖・長袖(Uネック)・レギンスとあり、80サイズから出ているので1歳になるまではフル活用していました。速乾ではないのですが、乳児はほとんど山歩きをしないため特に問題はありませんでした。タイツはH&Mのウールブレンドタイツ(73%がウール、その他は合成繊維)。これは55サイズからあるので小さい赤ちゃんでも活用できます。

タイツの場合、足首の部分が露出しないので楽なのですが、オムツ交換の時には裸足になってしまい寒そうでした。レギンスの場合、オムツ交換で靴下を脱がせる必要がないので良いのですが、ベビーキャリアに乗せているとレギンスが上に上がっていってしまってすねの部分の肌が露出してしまうため寒そうでした。レギンスもタイツも一長一短です。

写真には写っていないのですが(下のコーディネートの写真でご紹介します)、85サイズのH&Mのウールのカバーオールも着せていました。使用していたH&Mカバーオールは股の部分が開かなかったため、オムツ交換時に脱がせなくてはならず、面倒ですし子供は寒そうですし不便でした。股の部分が開くものか、上下別々のものが良いと思います。1歳後半であれば夏山でも活用しているウィンドプルーフスポーツパンツウールのセーターでも良いかもしれません。

靴下は左側がモンベルメリノウールチューブソックスです。これは11~16サイズ対応で何年も使えるのでとても便利です。右側はH&Mのウールブレンドソックスでアクリルが混ざっています。かなり厚手です。ソックスは厚手のため(特にH&Mのウールブレンドソックス)、ソックスを履く場合は靴を大きめにする必要があります。オムツ交換のたびに脱がせなくてはならず、面倒でした。手袋は雪山以外ではH&Mのアクリル製ミトン(販売終了)を、帽子はモンベルのフリース製のキャップ(紛失してしまい写真には載っていません)使っていました。

アウター(冬山・雪山)

乳児用登山ウェア 積雪期用アウター

乳児用登山ウェア 積雪期用アウター

関東在住のため、店舗ではなかなか赤ちゃん用のスノーウェアを見かけることがありませんが、恐らく雪の多い地域では赤ちゃん用のスノーウェアや防寒具が必須のためか、北海道や東北などにお住まいの方がフリマアプリにたくさん出品しています。私たちもフリマアプリで調達しました。写真のモンベルの黄色のスキーウェアは現在は販売されていないものだと思います。スキーウェアもダウンジャケットも高価ですが1~2シーズンのみですぐにサイズアウトしてしまうため、結果的にフリマアプリで良かったと思います。

スキーウェアは上下一体型のもので、股の部分が開くこちらのタイプは便利でした。上下一体型は背中やお腹が出る心配がありませんし、股が開くタイプのものはオムツ交換が便利です。またの部分が開かないと、スキーウェアを脱がさないとオムツ交換できません。フード付きは標高の高い場所や風の強い時はとても便利でした。

ダウンジャケットは80サイズのものを購入しました。雪山だけでなく、寒い時期に長く活用できます。厳冬期や標高の高い場所ではスキーウェアの下に着せると防寒もバッチリです。モンベルのものは小さくたたむことができるので重宝しました。

帽子は、モンベルのフリース製のキャップH&Mのウール製のバラクラバを使い分けました。バラクラバは90~140サイズに対応しており、当面使い続けられそうです。薄手なので、寒い場所ではフリースキャップの上からバラクラバを被せています。ゴーグルはSWANSベビースノーゴーグルを持って行きましたが嫌がってすぐに取ってしまうため、活用できていません。手袋はモンベルのシンプルベビーミトンです。こちらはフリマでも新品でも大して値段が変わらなかったため、新品を購入しました。

秋山・冬山・春山(コーディネート例)

生後10ヶ月頃の秋山です。ユニクロのヒートテック上下にモンベルのメリノチューブソックスを履かせています。このときは暑かったのでヒートテック上下のみでした。

上塚と下塚の間でランチタイム

0歳初秋

11ヶ月頃、晩秋の写真です。H&Mのウールのカバーオールにユニクロのフリース製のベストを着ていました。フリース製のベストはかさ張るため、この山行以外では使用しませんでした。

双子山(二ッ塚) 宝永山と富士山と我が子

0歳秋季

雪山になるとスキーウェア&スノーブーツが基本になります。

室堂平で遊ぶ1歳児

1歳積雪期

スキーウェアを脱ぐとこのような感じです。このときはユニクロのヒートテックのタートルネックにH&Mのウールのタイツ、H&Mのウールのカバーオールを着ていました。靴はスノーブーツです。タイツを履かせないと、靴やソックスとボトムスとの間にすき間ができ、肌が露出してしまうためタイツを履かせています。

1歳積雪期

まとめ

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もっとも重宝したのがH&Mのセール品でした。

ウール素材のカバーオールや上下セット、タイツ、小物類(ミトンやバラクラバ)が豊富で安い!さらに100サイズ以上(一部90以上)になりますが速乾性の上下スポーツウェア防水シューズ(ゴアテックスではないがそもそも乳児用のゴアテックスは皆無)が豊富なのです。たくさん購入するとクーポンをもらえる機会も多いので、とてもお世話になりました。

とはいえH&Mは一般的なアパレル中心のメーカー。毎年同じもの(またはリニューアル品)が販売されるわけではないので、昨年販売していたものが今年販売されていない、なんてことが多々あります。

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雨具やウィンドブレーカー、ダウンジャケットなど、アウトドア専用の高機能繊維が必要なものはモンベルを利用しました。

モンベルはアウトドア専用メーカーですので、子供向けアウトドアウェアのラインナップも安定しています。H&Mよりは値が張りますが…。

それからユニクロのヒートテックも速乾性素材の入手が難しい0歳児の時に活用しました。0歳児は歩かないため汗もほとんどかかないという前提です。

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乳児は成長スピードが速いため、サイズアウトするのも早いです。ダウンやスキーウェアなど高価なものはフリマアプリを活用する手もあります。

靴は寒い時期に1cm以上大きめのサイズを買い厚手の靴下と合わせ、気温が上がる&成長するにつれて薄手の靴下に変えていくとサイズ調節・温度調節ができます。ソックスや手袋、バラクラバ、ポンチョなどは商品を選べば長く使えるものもあります。

うちの子供は晩秋生まれのため、お子さんの誕生月によっては季節感と入手できるサイズが合わない可能性もあります。

リンクは商品やブランドにしていますが、H&Mなどボーイズとガールズで分かれているブランドはガールズの商品へのリンクになります。男の子の場合はボーイズで検索してみてください。メーカーサイドでホームページがリニューアルされた場合はリンク切れになる可能性もありますのでその場合は検索機能などで検索してみてください。

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